淀川の「橋空白地帯」に巨大橋脚が 新名神の「最後の工事区間」の現状

淀川を渡るためなら一区間でも利用価値あり?

開通年度は「順調に進んだ場合」2027年

 四日市JCTから神戸JCTまで、名神高速道路のバイパスとして整備中の新名神高速道路。残る未開通区間は、滋賀県~京都府~大阪府をつなぐ部分です。

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橋脚が立ち並ぶ高槻市内の新名神工事現場(乗りものニュース編集部撮影)。

 そのうち淀川を横断していく「大阪西工区」が、いよいよ橋げた架設の段階に入っています。この工区は、第二京阪と京奈和道をつなぐ新名神の”暫定開通部”から西へ伸び、樟葉地区で淀川を渡り、高槻JCTで既存開通部と名神に接続します。

 このあたりは淀川を渡る橋がなく、北は大山崎ICに至る京滋バイパスと側道、南は高槻市と枚方市をつなぐ国道170号の「枚方大橋」までありません。長らく橋とは無縁だった樟葉の淀川河岸に、橋脚と橋げたが姿を現しています。

 高槻市側に並ぶ橋脚は、高さ45m近くにも達する、まさに「そびえ立つ」といった表現が当てはまるような威容です。これは高槻JCTが標高100mを越える山中にあるためで、枚方市内の丘陵地帯をトンネルで抜けてからは、ひたすら上り勾配となっています。

 広報誌「新名神大阪だより」によると、2022年12月時点で橋げたが架設段階に入っているのは、高槻JCT周辺と樟葉駅南側。京阪電車をまたぐように、工事用のベント(仮設材)が組上げられています。

 新名神が全通すれば、京滋バイパスと名神を一切経由せずに中京~関西を移動できるようになります。期待されるその全通時期ですが、昨年に予定年度がさらに4年延期され、2027年度となっています。しかも物事が順調に進んだ場合とという条件つきです。遅れの主な原因は、淀川と八幡京田辺JCT・ICとの間で丘陵地帯をくぐる「枚方トンネル」で、準備段階から掘削中にかけて、複数の課題により想定外の時間を要すことになっています。

【了】

【"超高層橋脚"が並ぶ「新名神」工事現場を見る】

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