高速道の「通勤定期」的なもの? 新割引「フリータイム通勤パス割引」試行 1日3回まで半額に
なぜ北陸道の石川県内から?
NEXCO中日本金沢支社はフリータイム通勤パス割引について、従来の「平日朝夕割引」を区間限定で拡張したものだとしています。
平日朝夕割引は、平日朝6~9時、17~20時(各時間帯に1回のみ)における地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)の料金を月の利用回数に応じて約30~50%割り引くもので、今回のように区間指定はありません。また、割引は翌月20日にETCマイレージサービスの還元額(無料通行分)として付与され、マイレージサービスへの登録も必須です。
「平日朝夕割引は、渋滞緩和効果が限定的で、適用時間帯も一般道含めて混雑しているという指摘がありました。そのような特徴が実際に見られるほか、一般道が並行していて高速道路への転換が容易という面から、当区間(北陸道 片山津~金沢東)が試行区間として選ばれました。往復の通勤と、1回は買い物などで下りることを想定して、1日3回までとしています」(NEXCO中日本金沢支社)
なお、割引は後日適用のため、出口料金所の通過時は通常料金(休日割引や平日朝夕割引などのETC時間帯割引が適用される場合は、その割引後の料金)が適用されます。指定区間外をまたがって利用する場合、指定区間内はフリータイム通勤パスの50%割引が、区間外については有効なETC割引が適用されます。利用日時・頻度によっては、指定区間内もフリータイム通勤パスを利用しない方が安価な場合があるということです。
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