相鉄の横浜方面は“支線化”? 「東急直通ダイヤ改正」のインパクト JR直通線は序章に過ぎなかった

ラッシュ時は「都心指向」が顕著に

 では、朝ラッシュに着目して平日上りダイヤを見てみましょう。

●朝ラッシュ時のダイヤ(二俣川駅発・7時台)
【従来】1時間あたり全31本。うち27本が「横浜行き」、4本が「新宿行き」。
横浜行きは各停8本と、急行7本、通勤急行4本、特急7本、通勤特急1本。

【改正】1時間あたり全27本。うち14本が「横浜行き」、9本が「東急直通」、4本が「新宿行き」。
横浜行きは各停9本と、通勤急行9本、特急3本。
※各停9本のうち7本は、東急直通列車が接続する「西谷始発の横浜行き」。

 約2分間隔の超高頻度運転であることには変わりませんが、東急経由の都心直通列車が9本誕生し、渋谷方面と目黒方面でほぼ同数が運転されます。その一方で横浜駅直通列車はほぼ半減。「西谷のりかえ」を含めると27本から21本と「やや減」といったところですが、横浜方面の「支線化」は朝もいっそう顕著になっています。

 相鉄沿線にとって「東京直通」「新横浜駅直結」は悲願でした。従来は横浜駅や海老名、湘南台で他路線に乗り換える手段しかなく、「近くて遠い東京・新幹線」となっていました。2019年11月に「JR・相鉄直通線」が開業し東京方面へ乗り換えなしで行けるようになりましたが、この3月からは、日中1時間2本から6本に大増便となり、さらに新横浜駅へ1本で行けるようになります。相鉄はいよいよ、「沿線住民が本当に行きたかった場所へ行ける鉄道」へ、2回目の脱皮を迎えます。

【了】

※一部修正しました(2月18日13時00分)。

【相鉄「東急直通後ダイヤ」詳細を見る】

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コメント

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5件のコメント

  1. 二俣川 03分発と33分発の緑ラインの筋ってなんなんですか?
    埼京線直通の筋なのかと思ったけど、よく見たら、西谷発,羽沢横浜国大発着 のところが || にナってるのですが???

    これ相鉄の公開情報より得た画像みたいですが、それ大丈夫なのか‥

  2. 一部修正したみたいですが、もう一度、日中も朝も、二俣川駅発の本数を数え直したらどうですか?

    • おもろいお名前ですねぇ。頭重くないんです?

  3. 何だこの記事は!
    横浜方面が支線に読み取れるなんて頭おかしいんじゃないの? 表現の自由だからと言って何を書いていい訳じゃない。即刻削除を要求します。

  4. >西谷~横浜の各駅へ行きたい場合には減便はないものの、「西谷で乗り換えが必要となる」場合が新たに発生するということになります。
    >今回のダイヤ改正ではついに「西谷~横浜の区間便」が誕生。東急直通列車と接続する形で、まるで東急方面が本線で、横浜方面が「支線」であるかのようなダイヤになっています。

    相鉄のことはよく分からんが、ライターの書き方を真に受けると東武の浅草~北千住と被る感じがあるね。
    こちらも半蔵門・田都直通が出来たことにより北千住~浅草の区間便が登場、北千住~浅草はこの区間便のみ(特急を除くと)になり、浅草方面は支線みたいな感じになってしまった。ただ、どこの路線も他方面との分岐線ができるとこのようになるのは必然だよね。西武だって池袋線、練馬~池袋間や東上本線、和光市~池袋間等。まぁどれも有料列車や有特を走らせているので支線と見えるかどうかは見方にもよるだろうけど。
    唯一特異的なのが小田急、代々木上原~新宿間。こちらは無料として最優等列車である快急を千代田線方面には作らず自社路線の方をメインにバンバン走らせている。