伝説の超音速旅客機「コンコルド」実は2種類あった!どこが違う? 量産機と試作機を乗り比べ

長きにわたり定期旅客便に就航した世界唯一の超音速旅客機「コンコルド」は、初飛行を実施した試作機と、その後の量産機では、仕様にかなりの違いがあります。どのようなものなのでしょうか。

「バイザー」以外に何が変わった?

「コンコルド」量産機では、試作機から機首部分のほか、主脚長や重量、胴体の長さなど、さまざまな箇所の設計を変更。客室窓もスマートフォン程度の小さいものに変えられました。量産型「コンコルド」の全長は62.19m、翼幅は25.56mとなり、巡航速度はマッハ2(時速にして約2200km)が打ち出されています。

 そんな「コンコルド」はBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)とエール・フランス航空2社で各7機、計14機が導入されました。BAによると同型機における最速の大西洋横断記録は1996年2月7日のニューヨーク発ロンドン行きで、2時間52分59秒とのこと。ちなみに2023年現在、同路線の時刻表上における飛行時間は6時間55分です。他モデルの追随を許さない、圧倒的な飛行スピードを実現しています。

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フランスのル・ブルジェ航空博物館に保管されている「コンコルド」試作機(松 稔生撮影)。

 その一方、機内や座席は、他機に比べて非常に小ぶりなものとなっています。2社とも客席は100席を設けましたが、横2-2列の配置でした。しかしながら、特別な機内サービスや機内食、専用の空港ラウンジなどが用意され、運賃の高さも特別なものだったとされています。

 BAの「コンコルド」はマンチェスター、ニューヨーク、シアトルなどへ、エール・フランスのコンコルドはハバナ、リオデジャネイロ、ワシントン、ダラスなどへ就航。運航は2社ともに2003年までとなり、BAでは5万便弱が運航され250万人以上が搭乗、エール・フランスでは約3万3000便が運航され約141万人が搭乗したと記録されています。

【了】

【写真特集】結構違う! 「コンコルド」試作機&量産機を徹底比較

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