もがみ型護衛艦ゾクゾク登場! 4番手「みくま」竣工 なぜ甲板に浮輪もロープも一切ナシ!?

年2隻ペースで就役しているもがみ型護衛艦。これまでにない「FFM」という艦種分類とステルス性を追求した外観から海上自衛隊の新時代を象徴する艦となりつつあります。この新鋭艦、さらなるバージョンアップが計画されている模様です。

徹底的にステルス性を追求!

 また前述したように、機雷戦にも対応可能な能力が付与されたことで、従来の護衛艦にはなかった装備も各種備えており、たとえば対機雷戦ソナーシステム(OQQ-11)に加えて、USV(水上無人機)とUUV(無人水中航走体)の運用能力も持っています。同艦で採用される無人機雷排除システムでは、この機雷捜索用UUV「OZZ-5」とUSV、そしてEMD(自走式機雷処分用弾薬)を組み合わせることで、機雷が敷設された危険な海域に入らずとも機雷処理が可能になっています。

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2023年3月7日、三菱重工業長崎造船所で竣工し、海上自衛隊に引き渡された最新護衛艦「みくま」(画像:海上自衛隊)。

 喫水線下には護衛艦として初めてサイドスラスターが装備されており、タグボートの手配が難しい地域や、喫水が浅くこれまで入港できなかった港でも、自力で接岸できるようになりました。

 船体はレーダー反射面積(RCS)を抑えた高いステルス性を持つデザインとなっており、複合通信空中線NORA-50(United Complex Radio Antenna)、通称「ユニコーン」を含む独特な艦上構造物と共に外観上の特徴となっています。

 艦首側の甲板を見るとステルス性をより高めるため、浮き輪や各種スイッチ、ホース、揚錨機、係留索といったものが一切、置かれていません。係船作業で使用する機器は全て1層下の錨甲板に置かれ、艦内から離接岸作業を行えるようになっています。

 スライディング・パッドアイ(洋上補給装置の一種)も艦内に収められるよう、昇降式のものを採用するほどの徹底ぶりで、ヘリコプター甲板を囲むように設けられている転落防止用の起倒式の手摺りも、あえて金属製の板状のものになっています。17式艦対艦誘導弾の発射筒や3連装魚雷発射管といった装備もむき出しのままだとステルス性を損なうため、構造物に覆われた状態で設置されています。

【写真】もがみ型に搭載されるか? 機雷捜索用UUV(無人水中航走体)「OZZ-5」ほか

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