大谷サンもびっくりの“二刀流空港”って? 「秋田空港じゃない方の秋田県の空港」が個性強めな件

秋田県には、秋田空港のほかにもうひとつ空港が設置されています。同県北部にある大館能代空港です。この空港はどのようなところなのでしょうか。実際に行ってみました。

現在はANA羽田線が3往復

 秋田県には、秋田空港のほかにもうひとつ空港が設置されています。同県北部にある大館能代空港。実際に行ってみると、極めて特徴的な空港でした。

Large 01

拡大画像

大館能代空港(乗りものニュース編集部撮影)。

 かつての秋田県北部は、鉄道などを使用する場合に首都圏へのアクセスが非常に悪く、同空港はそれを解決すべく1998年に供用開始されました。

 大館能代空港に発着する便は、2023年3月時点で、ANA(全日空)の羽田便のみ。通常は毎日2往復運航となっていますが、羽田~地方路線の発着枠を、地方公共団体などと航空会社による共同提案から募ることで、地域航空ネットワークの発展を目指す国土交通省航空局の「政策コンテスト枠」によって、現在は3往復に増便されています。

 空港ビルは3階建ての小ぢんまりとしたもので、1階部には巨大な「なまはげ」の人形が。空港中庭には「秋田犬オブジェ」が設置されているなど、大館市が発祥といわれている「秋田犬」にちなんだ設備が、空港内に多く備わります。

 この空港の大きな特徴のひとつが、空港が「道の駅」としての役割も持っていることです。「空港自体が道の駅となっているのは全国でたった2か所」だけだそう。そのため、「8」のつく日は、秋田犬による出迎えがあるとのことです。

【了】

【写真】「道の駅との二刀流空港」どんなの? 大館能代空港の内部

テーマ特集「【特集】羽田、成田から下地島まで…全国の空港特集」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。