「ロボット戦闘車」はまだ夢か? 海空に比べ兵器無人化進まぬ陸上 その理由と最新事情

ドローンなど、いわゆる無人兵器の実戦投入が進む昨今、海や空に比べ、陸上でのそれはまだあまり耳にしません。最新兵器が集った「DSEI Japan」でも、前回に比べなんだか下火だったとか。その理由と最新の開発状況について解説します。

クルマの自動運転ともリンクするロボット戦闘車

 これらロボット戦闘車の技術は、かなりの部分が市販車の自動運転技術ともリンクしています。そして、人間にとっては飛行機を操縦するより自動車を運転する方が簡単である一方、ロボットにとっては平時の市街地だろうと戦場の荒れ地だろうと、地上を動き回る方が難しいものなのです。

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遅ればせながら日本でも本格導入が始まったドローン。航空自衛隊偵察航空隊編成完結式で展示されたRQ-4(撮影:月刊PANZER編集部)。

 ロボット車の成否は、周囲状況を検知するセンサーと、制御を司るAI(人工知能)の性能に依ります。

 市販車の自動運転の技術は、条件が整った一部地域に限られるものの完全自動運転を実現していますし、市販されている限定的な自動運転をすでに経験されている人もいることでしょう。しかし、完全に信頼できるという人は少ないのではないでしょうか。

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アメリカ陸軍がロボット戦闘車のソフトウェア開発のテストベットにしているM113装甲車。前部と天井にカメラが多く取り付けられている。(画像:アメリカ陸軍)。

 ステアリングや速度制御のタイミングが人間の感覚と違い、不快や不安を感じることもあるでしょう。「片側2車線の道路で前を走るクルマを追い越す」という、人間のドライバーが何気なくやっていることでも、これを自動化するのはとても難しく、周囲の状況や他車の動きを読んで判断して制御するのは、人間の経験や感覚に依っているところが大きいのです。ロボット車にとって地上は、処理しなければならない情報量が多すぎます。

【画像】アメリカ陸軍が開発をすすめるロボット戦闘車のプロトタイプ

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コメント

1件のコメント

  1. ちなみに“無線操縦”も航空機と艦艇では第二次世界大戦前に実用化されていたのに、車両に関してはほぼ聞かない。

    ドイツ軍がラジコン戦車(爆弾)を実戦投入したけど、やはり地形に悪戦苦闘するという似たような理由で実用的ではなかったらしい。

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