その16MCVを載せているのはナニモノ? 「DSEI Japan 2023」会場で見かけたフネの正体

「DSEI Japan」会場の一角で、とあるイギリスの海事設計社が出展していた舟艇の模型に、おなじみ陸自16式機動戦闘車が搭載されていました。将来リアルに再現されるかもしれないということで、その舟艇「CAIMEN-90」に注目してみました。

「CAIMEN」シリーズの特徴とは

 そうした揚陸艇に分類される「CAIMEN-90」は、BMT社が開発する高速揚陸艇「CAIMEN」シリーズのひとつです。

「CAIMEN」シリーズは、全長28mの「CAIMEN-60」、全長33mの「CAIMEN-100」、そして全長38mの「CAIMEN-150」という3つの基本タイプが存在し、顧客の要望に応じてサイズや性能をカスタマイズできるという特徴を有します。そして今回「DSEI Japan」で展示されていた「CAIMEN-90」は、全長30m、全幅7.7m、排水量203トンで、前述の3タイプと比較するとちょうど真ん中くらいのサイズ感です。

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BMT社の資料より、「CAIMEN-90」のイメージ(画像:BMT)。

「CAIMEN-90」の強みは、その速度性能と搭載量です。速度性能に関しては、満載時で22ノット、さらに軽荷時であれば40ノットで航行することが可能とされています。また、搭載量に関しては重量にして90tを誇り、物資や人員だけでなく、主力戦車を含む装甲車両も搭載することが可能です。

 それでは、なぜBMT社はこの「CAIMEN-90」を「DESI Japan」に出展したのでしょうか。その理由は、2022年12月に日本政府が閣議決定したいわゆる「安保関連3文書」のうち、今後日本が持つべき防衛力の水準を示した「防衛力整備計画」にあります。この中に、自衛隊の輸送力を向上させるべく、「機動舟艇」という新装備を導入することが盛り込まれています。

【画像】「CAIMEN-90」の三面イメージ

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