国道254号「和光富士見バイパス」まもなく部分開通 東京直結も見えてきた快走路! ただ「武蔵野線またぐのやめます」

「武蔵野線またぐのやめます」とは? 最初からそうすれば…

 さいたま東村山線以南、志木市と朝霞市にまたがる未開通部分も工事が進んでいますが、この区間で大きな動きがありました。それは、JR武蔵野線との交差部の構造変更です。

 ここは従来、高架の武蔵野線をさらに高い高架でまたぐことが予定されていましたが、2022年、地上を行く地表式への変更が決定しました。連続する武蔵野線の橋脚と橋脚のあいだを縫うように、車道4車線と歩道2車線を通すという珍しい構造に。今年中にも都市計画変更を行います。

「地表式にすることで、歩行者や自転車もアップダウンなく通行しやすくなります」と朝霞県土整備事務所の担当者は話します。

 もともと和光富士見バイパスは全線高架で構想されたものの、地表式に変更された経緯があり、武蔵野線を高架でまたぐ計画はその“名残り”とのこと。JRと長年に渡る協議を経て、ようやく地表式に決定したといいます。

東京まで延伸します!

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外環道下の起点、松ノ木島交差点。東京方面へ延伸する際は、ここも高架構造になる(乗りものニュース編集部撮影)。

 和光富士見バイパスからさらに「外環道以南」、すなわち東京方面へ延伸させる計画も「和光バイパス」の名で進んでいます。

 外環道(松ノ木島交差点)から、和光市内の「笹目通り」吹上観音前交差点までの区間も、2021年度から事業着手済み。笹目通りは東京都板橋区の高島平、新大宮バイパスから練馬区を経て環八通りに直結する道路です。

 吹上観音前から新大宮バイパスまでの区間は、東京都と連携して検討を進めているといるとのこと。ここができれば、高島平を経て国道17号に接続し、東京都心へ通じるようになります。壮大な「川越街道」のバイパス、その全体像が見えつつある段階といえるでしょう。

※一部修正しました(4月17日 13時50分)

【了】

【「東京延伸」も】「和光富士見バイパス」の計画&現況(地図で見る)

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コメント

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1件のコメント

  1. 文章だらけでわかりにくいし読む気がしない
    地図つけて前後解説したほうがいいと思います