豪州名物チョーー長いトラック「ロード・トレイン」どう運行? ギネス記録はバケモノ級 「GPS?要らないね」

長くても右左折は数えるほどって!?

 前出のライアン氏は、「ロード・トレイン」の運行が独特であることを示す、もうひとつのエピソードを話してくれました。それが、この車両にはカーナビ(英語圏ではGPSと呼ぶ)がないという点です。

 日本人の感覚からすれば、長距離を運行するのであればドライバーにとってカーナビは必須の機器だと思いますが、彼いわく「どんなに長距離でも実際には右左折は数回程度しかないんだよ。荷積み場を出る時に1回。途中の道路はほとんど直線で数回くらい。そして目的地の荷下ろし場に入るのに1回。これなら、GPSの指示はいらないね」とのこと。

「ロード・トレイン」は入り組んだ都市部は走行できず、荷物の積み下ろし場はその郊外の工業地域にあります。そして、都市間を結ぶ幹線道路は、ほぼ直線であり信号で停車することもありません。

 まさしく「ロード・トレイン」のような巨大な車両が活躍できるのは、オーストラリアの道路事情と、その広大な国土があってこそだと言えそうです。

【了】

【まるで大蛇!】オーストラリアの「ロード・トレイン」運転席からの視界も(写真で見る)

Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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