豪州名物チョーー長いトラック「ロード・トレイン」どう運行? ギネス記録はバケモノ級 「GPS?要らないね」

オーストラリアでは、とても長い“列車”が、ひとつの名物になっています。その名はロード・トレイン。ただし走るのは鉄道ではなく道路で、トラクターが牽引します。運転はどうしているのか、現場のリアルな声を聞いてきました。

大型バンパーとライト、フェンスが必須なワケ

 先頭のトラクターはボルボ社製のFH16というモデルで、エンジンは600馬力。巨大な「ロード・トレイン」を牽引するので特別仕様の車両かと思いましたが、エンジンなどは特に改造されていないそうです。

 ただ、重量物を輸送するので高馬力・高トルクの海外メーカー車両が定番となっており、ボルボ以外にスカニア社(スウェーデン)や、アメリカントラックの代名詞とも言えるケンワース社が人気だといいます。ちなみに、一般的にトレーラーの牽引車両は「トラクター」と呼ぶことが多いですが、オーストラリアでは「プライム・ムーバー」という独自の呼び方をしています。

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今回の取材に協力してくれたクーラウル社のライアン氏。体験運転以外にも教習学校の教官も務めている(布留川 司撮影)。

 運転席(キャブ)は大型サイズとなっており、運転席後方には睡眠用のベッドも備わっていました。「ロード・トレイン」の運行は数日間に渡る長距離運行が基本で、車内で睡眠を取ることが多く、車内スペースが広いトラックが人気だといいます。なお、前出のライアン氏は「妻とケンカしたときは、仕事以外の時もここにきて1人で過ごす」と笑って言っていました。

 車体前部には追加パーツとして、大型のバンパーとライト、それにフロントガラスの前方下部には網状のフェンスが追加されています。

 バンパーの正式名称は「カンガルー・バー」で、これは文字通り走行中にカンガルーなどの野生動物を跳ねてしまった時に車体を守るための装備です。ライトも夜間、ロード・トレインの存在を野生動物に知らせるためのものだとか。

 また、網状のフェンスは「ストーン・ガード」と呼ばれ、路上での飛び石からフロントガラスを守るためだといいます。

 これらのパーツ類が必要なことからも、オーストラリアの道路事情の厳しさがわかります。

【まるで大蛇!】オーストラリアの「ロード・トレイン」運転席からの視界も(写真で見る)

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