虎ノ門に残る"下町区画"変貌 地上35階の「新高層ビル計画」が誕生へ
「虎ノ門ヒルズ駅」の利用者も更に増えそう。
都市再生機構が「虎ノ門一丁目中央地区」で再開発検討
都市再生機構(UR)が東京港区の虎ノ門で検討している新たな再開発事業の概要が明らかになりました。2023年4月26日、都市再生機構は「(仮称)虎ノ門一丁目中央地区再開発事業」の事業パートナーを募集すると発表。あわせて整備する施設の概要も公表しました。
計画地は、銀座線の虎ノ門駅や日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅からほど近い虎ノ門一丁目の約1ヘクタールの敷地です。施設の規模は地上35階・地下3階・高さ約180m、延床面積約11万2000平方メートルを想定しており、かなり大規模な再開発ビルが建設されることになります。再開発ビルにはオフィスや商業、住宅などが入る予定です。
都市機構では、事業の実現に向けて民間事業者のノウハウを早期から導入するため、初期段階から完了まで様々な提案を行い、共同で事業推進に取り組む民間事業者を募集するとしており、今後は建設に向けた動きが加速していくとみられます。
同地区を含む虎ノ門エリアは、規制緩和が受けられる特定都市再生緊急整備地域「東京都心・臨海地域」内に位置しており、生活環境を備えた国際ビジネス・交流拠点の整備、交通結節機能の強化が推進されています。
周辺では、「虎ノ門ヒルズ駅」と一体で整備される「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が2023年7月に竣工する予定となっており、開発が進んでいます。
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