タイヤの「指定空気圧」を知らない? GWクルマのトラブルで多い「パンク」 そのまま走るとヤバい!
「乗り心地が悪いなぁ」では済まない
ではタイヤの空気圧が不足したままや、パンクした状態で走行を続けるとどのようなことが起こり得るのでしょうか。カー用品店大手のイエローハットは、乗り心地が悪化するだけでなく、ハンドルが振動することにより操作が難しくなったり、ブレーキが効きづらくなったりするといいます。また、大きく変形を繰り返すタイヤが内部から熱を持ち、発火する危険もあるとしています。
JAFはテストコースを用いた検証より、パンクしたタイヤでの走行は、適正時に比べて多くの燃料を消費する可能性があるといいます。ただ、見た目や操舵性の違いといった人間の感覚だけで判断するのは難しい場合もあるため、必ずエアゲージを使用して空気圧を計測し、不足していたら空気充填機で補充することが望ましいとしています。エアゲージや空気充填機は多くのガソリンスタンドに設置されているため、給油の際に活用するなど少なくとも月に1度の点検を推奨しています。
前出のJAF香川は、「県内で受け付けたロードサービスのうち、上位のトラブル内容はドライバーが事前に点検していれば防ぐことのできるものでした。今年のゴールデンウィークに外出を予定されている方は、事前に車両の点検をしておきましょう」としています。
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