JRとは違う NEXCO3社の「境界点」どこ? 「いつの間にか別会社」パターン、注意点はあるのか

途中で「NEXCO以外」に切り替わる場合は注意!?

 とはいえ、それがドライブの上で特に何か影響するわけではありません。料金は通しで計算されますし、JRのICカードと違って会社をまたいでもETCは使え、看板の色は緑で同じです。

 料金の面で変わってくるのは、首都高や阪神高速など、都市高速へ乗り入れる場合。多くは高架道路で直通するので、すぐ下りる場合でも会社をまたいで思わぬ料金になることがあります。

 たとえば中央道は高井戸IC、東名は東京IC、東北道は川口JCT、常磐道は三郷JCT、東関東道は高谷JCTを越えると、都心側で首都高に切り替わります。ただし常磐道はJCTにNEXCOの三郷ICと首都高の三郷出入口がそれぞれあるので、心の準備がしやすいかもしれません。同様に関西でも、名神が阪神高速に入る直前に西宮料金所・西宮ICがあり、「うっかり阪神高速に乗ってしまう」のは防げそうです。

 また、NEXCO管轄と国管轄がいつのまにか切り替わる場合もあります。中部横断道は途中の六郷~富沢だけ国の管轄の無料区間で、残りはNEXCO中日本。建設中の京奈和道は城陽から郡山までがNEXCO西日本、以南が国の管轄となります。東九州道は佐伯~延岡が国の管轄で無料のため、NEXCOだからと思って敬遠して下道を走っていると、実は無料で通行できたという場合があります。

 なお、こういった区間は案内板に「無料区間」と明記されているのが一般的。市販の道路地図でも、高速道路の無料区間は一般国道と同じ色で塗られているものがあり、識別しやすくなっています。

【了】
※一部修正しました(6月5日11時18分)。

【画像】えっ…!これがNEXCO3社の「ナワバリ」です

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