自転車の「検挙」急増! 取締り格段に厳しく それはほとんど“小学生レベル”の違反だった

自転車の全国一斉取締りの結果、検挙件数が急増。警察も厳しい姿勢で臨んでいることが浮き彫りになりました。その違反件数の内容は、小学生でもわかる基本的な違反がほとんど。最低限のルールを守らないと、痛手を被りそうです。

自転車の運転 最低限「信号を守る」

 一斉取締りの実施結果を、検挙件数の最も多い東京都と、2022年の交通事故死者数が最多だった大阪府に絞ってみてみました。

 東京都内の検挙件数は121件で全国の約20%を占めます。指導警告票の交付は608件。大阪府は検挙件数54件、指導警告票交付513件でした。

 東京での検挙121件のうち111件は、信号無視と一時不停止の違反です。わずかに右側通行(2)、ブレーキ不良(1)、踏切をかいくぐる遮断踏切(7)がありますが、それ以外は指導警告票の交付で終わっています。また、大阪での検挙54件のうち40件は信号無視でした。そのほかは指定場所一時不停止(5)、遮断踏切(7)に限定されています。

 ちなみに、信号無視で検挙された場合は「3か月以下の懲役または5万円以下の罰金」の可能性があるほか、信号無視など危険な運転を繰り返すと、自転車講習を命じられます。

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会見する谷 公一国家公安委員長(中島みなみ撮影)。

 自転車利用の安全啓発では気を付けることがいろいろありますが、この結果で見る限り、自転車の乗り方で最低限守らなければならないことは、信号を守ることに尽きるのではないでしょうか。

 一方、全国的にみると、違反項目は一時不停止が信号無視をわずかに上回っています。厳しい取締りは、事故に直結する交差点での不注意に絞られています。

【了】

【え…これで人生を棒に振る…】自転車で「検挙」された違反の内訳(画像)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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