「スイッチバック式バスターミナル」いつまで使う? 風情あるがデメリットも 消えゆく新潟駅の“昭和”

新しいバスターミナルはどうなる?

 新潟駅のスイッチバック式バスターミナルを代替する新バスターミナルも、その姿を現しつつあります。

 新バスターミナルは、駅の東側、高架下の南北自由通路に隣接して設けられます。2023年3月に歩行者動線が開通し、地上部で南北の行き来が可能になりましたが、その通路の横でバスターミナルが建設されており、6月時点で大まかな構造や乗り場配置などを確認できるほどになっています。

「駅の北側(万代口)と南側とを行き来して乗り換えている方には利便性が高まります。ラッシュ時には(これまでなかった)南北を直通する路線を運行することも検討しています」(新潟交通)。

 このバスターミナルの供用開始は2024年3月の計画で、その頃にスイッチバック式の現バスターミナルも役目を終える予定とのこと。

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スイッチバック式バスターミナルは乗り場間の移動もしやすい(乗りものニュース編集部撮影)。

 また、高架下バスターミナルが整備された後は、駅前大通りに点在している中・長距離バスの停留所を集約したバスターミナルも別途、南口側に設けられる見込みです。

 一方、現在のスイッチバック式バスターミナルについても、使用終了後には、跡地開発が待っています。新潟市の駅周辺整備事務所によると、駅舎と現バスターミナルの間にはタクシープール、一般車用駐車場が整備され、現バスターミナルの敷地は主に、一般車用駐車場の一部と歩道になるということです。

【了】

【え…】マジで「何もなくなって」しまった新潟駅前(写真で見る)

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