未来の空母は“多段式”? 韓国のコンセプトモデル 少子化を解決する「びっくりどっきりメカ」だった!
韓国・釜山で開催された防衛イベントに、来場者の目を引き付ける未来的デザインの空母模型が展示されていました。出展したのは大手造船企業。現地で関係者に話を聞くと、先進国のほとんどが抱える少子化対策を目的にしたものでした。
妙にカッコイイ名称が!
展示ブースにいたハンファ・オーシャンのスタッフによると、この無人機専用空母は同社が研究している将来の“無人ドローン母艦”のコンセプトモデルで、その名前を「ゴースト・コマンダー」と言うとのこと。
「ゴースト・コマンダー」は3種類のプラットフォームからなり、今回披露された空母型はその中のひとつだといいます。船体の全長は200mで排水量は1万6000トン。このほかに排水量5000トンの水上艦と、同3000トンの無人電動潜水艦もあり、これらプラットフォームが連携して任務を行うことを想定しているそうです。
このコンセプトモデルではUAVは108機、USVは10隻、UUVは11隻が搭載されており(それぞれにタイプや任務の異なるモデルがある)、この点からも、前述したような各種無人機の母艦となりうる「マルチ・プラットフォーム」だということがわかるでしょう。
外見上の一番の特徴である分割式の飛行甲板(スタッフはダブル・デッキと呼称)については、「発艦と着艦を分けることで、それぞれを迅速かつ一括して行うことができる」からなのだとか。特に、発艦用となる下側の飛行甲板は格納庫が同じ場所にあるために、このようなレイアウトにすることで無人機の搬出と発艦が素早く行えるようになるのだと言います。
なお、1万6000トンの船体では、大型の有人艦載機は重くて大きすぎるため、無人機専用としてデザインされているそうです。
格納庫と同じ階にすることで搬入出は速くなるだろうが格納庫が大分小さくなる。108機も入るのだろうか。搭載機容量を減らしてでも搬入出を速くしたいような状況が現代戦であるだろうか。艦橋にステルス感を出しても段差があると台無しではないだろうか
韓国のことだから絵に描いた餅で終わるか、完成してから痛恨の設計ミスが発覚するというお約束付きなのではと期待が高まります。