フランス軍機なぜ“飛んで埼玉”入り? 目的地は入間じゃなくて「所沢」か トム・クルーズもしがみついたA400M

2023年7月下旬に初めて来日したフランス空軍機が、埼玉県の空にも姿見せました。筆者は入間基地で並んだ日仏両国の輸送機を見比べているうちに、以前聞いたA400Mのトリビアも思い出したそうです。

サイズはほぼ一緒 でもA400Mならではの凝ったところも

 C-2とA400M、両機とも軍用輸送機としては定番の形となっており、遠目から見れば全体的なフォルムは共通点が多いです。主翼は胴体上部に配置された高翼機で、尾部も水平翼が垂直尾翼上部に付いたT字翼です。

 機体サイズも近似しており、全長×全幅×全高で比べるとC-2が43.9m×44.1m×14.2mなのに対して、A400Mは45.1m×42.4m×14.7mです。多少の差異はありますが、機体規模的にはほぼ同じなのがわかるでしょう。

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入間基地に並ぶ日仏の輸送機。向かって左が航空自衛隊のC-2輸送機、右がフランス航空宇宙軍のA400M輸送機。エンジン構造こそ違うものの、サイズ的にはほぼ一緒(画像:フランス航空宇宙軍)。

 輸送機としてもっとも重要な最大積載重量は、スペック値になりますが、C-2が36tでA400Mが37t(両方ともプロモーション映像から引用)。こちらも近い数字となっています。

 ただ、両機で一番異なるのは航空機としての推進方式で、C-2ではターボファンエンジン2基なのに対して、A400Mはターボプロップエンジン4基です。これは外観上でも両機を見分ける上で一番の特徴ともいえます。

 A400Mのプロペラは1基につき羽根が8枚あり、それぞれが湾曲して効率化と騒音低減の効果がある「シミタープロペラ」となっています。航空自衛隊にもターボプロップエンジン搭載の輸送機として、C-130「ハーキュリーズ」があります。しかし、A400Mの特徴といえるのが、4基のエンジンの内、2基が逆回転で回っている点でしょう。これはエンジンの回転で発生する反力を交互に回転させることで打ち消す効果があるそうで、なおかつこれにより騒音低減や機体サイズの小型化にも貢献しているそうです。

【やって見せよう! 映画とは違うんだよ】空挺扉の開閉シーン&A400Mのコックピット(写真)

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