ベルギー F-35納入を見合わせ「状態悪そうなので受け取れません」ソフトウェア不具合が原因か?

米国防総省も6月から見合わせ中。

最大で6か月伸びると予想される

 ベルギー政府は現地時間の2023年8月1日、アメリカのロッキード・マーチンから今年末に届く予定になっている2機のF-35「ライトニング II」受け取りを見合わせると発表しました。

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特別カラーリング仕様のベルギー空軍F-16とアメリカのF-35(画像:アメリカ空軍)

 受け取りを拒否した理由としては、F-35が最近抱えているソフトウェアの問題があるようです。

 F-35には、2023年生産分の機体から新たに「TR-3(テクニカルリフレッシュ3)」というソフトウェアが搭載されていますが、このソフトウェアに不具合が発見され、アメリカ国防総省は2023年6月13日に、TR-3を搭載したF-35の納入を一時停止すると発表。改善するよう要請しています。

 この事態を受け、ベルギーも受け取りの見合わせを検討したようで、同国の国防省は、少なくとも6か月は納入が遅れるだろうと予想しています。なお、ロッキード・マーチンはTR-3の問題を2023年中までに解決するとしています。

【了】

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