ロシア上空迂回で超ロングフライトになった「ANA欧州線」運航はどう変化? 実乗&パイロットに聞く“工夫”

ロシアによるウクライナ侵攻により、ロシア上空を通過していたANAのヨーロッパ線は、ロシア上空を迂回する飛行経路を採用しています。今回その便に搭乗したほか、同便を担当するパイロットに話を聞くことができました。

羽田→ロンドンでは14時間25分

 ロシアによるウクライナの軍事侵攻により、2022年から国内航空会社各社はヨーロッパ線において、ロシア上空を迂回する飛行経路を採用しています。今回、実際にANA(全日空)便に乗りその迂回経路を体験したほか、このルートを操縦するパイロットからも話を聞くことができました。

Large 20230804 01
ヒースロー空港から羽田空港へ向かうANA便(乗りものニュース編集部撮影)。

 たとえばANAの羽田~ロンドン線は2023年現在、原則として、羽田発が北極上空を経由する北回りルート、ロンドン発がトルコやカザフスタン、中国上空を経由する南回りルートが採用されています。

 時刻表上のフライト時間は羽田発が14時間25分、ロンドン発が14時間05分。ロシア上空を通る従前のルートとくらべて2時間から3時間ほど飛行時間が伸びており、時間で見ると、ANA国際線の最長路線である成田~メキシコシティ線(成田→メキシコシティ12時間15分、メキシコシティ→成田が14時間35分。データは2018年のもの)と匹敵、もしくは上回るロングフライトとなっています。

 筆者が取材時、往路は8割程度、復路はほぼ満席といった状況でした。機内食は巡航後1~2時間後に1回、着陸2~3時間前に1回の合計2回。たとえばエコノミークラスの場合、1度目はフルセットの食事で、2度めはメインディッシュに加え、軽めのフルーツなどのスタイルで供されます。

 消灯時間は食事提供のあいだ6時間程度といったところで、ビジネスクラスではフルフラット状態で寝られることはもちろん、エコノミークラスでもフットレストがついており、ある程度、脚を伸ばした状態での仮眠が可能です。

【写真】すげえ飛び方…北回り&南回りの実際の航路&機内

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開