“世界最強SUV”に乗ってみた 「加速感スゴイ!」を支える、もっと大事な能力とは

アストンマーティンが北海道で、プレミアムSUV「DBX707」の試乗会を開催。元F3ドライバーの佐藤晋也さんを助手席に、北の大地で爽快な走りを体験しました。ドライビングの楽しさを重視したつくりです。

内装でありがたかった点とは

 続いて内装です。インパネのデザインは、左にスピードメーター、右にタコメーターと標準的で、視認性も良く、日本人ドライバーにとっても違和感がありません。

 筆者(武田信晃)がありがたいと感じたのは、テスラのように全てディスプレー内臓ではなく、エアコンの各種調整や、センターコンソールの部分に物理ボタンが残っていた点です。テスラのような巨大ディスプレーはかっこよく、先進的な印象を与えますが、ディスプレー内ボタンを正しく押せなかったり、うまく選択できなかったりする場合があります。

 ウインカーのレバーは、左側にあるワイパーと一体化しているので、最初は戸惑うかもしれません。後部座席は、前の座席との距離があるので快適ですし、サンルーフがあるので車内も明るく感じます。

いざ発進! ニセコ→新千歳の雄大なドライブ

 試乗コースは、羊蹄山の麓にあるホテル「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」を出発し、京極町の「ふきだし公園」や美笛峠、支笏湖畔を通って新千歳空港に向かう約160kmです。走行時間は約3時間でした。

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北海道らしい直線ロード(2023年7月、武田信晃撮影)。

 メディアツアーなので、ドライバーはポイントポイントで交代しながら運転していきますが、今回は同乗者として元F3ドライバーで、車のインストラクターなどをしている佐藤晋也さんを助手席に迎え、クルマの解説や運転のアドバイスをもらいました。

 運転して筆者がまず驚いたのは、想像以上の加速性能です。EVほどではないものの、内燃機関かつ車重2トンを超えるクルマで、車高が高いSUVなのに一気に加速できるのです。これは追い越しの際、スッと前車を抜いてすぐ走行車線に戻れるので、追い越しに必要な距離が短くなり、安全かつ効率的に車線変更ができます。

 この加速感覚は、日本のSUVではなかなか見当たらないでしょう。佐藤さんは「加速は素晴らしいですが、ブレーキがよく効くからこそ安全に走ることができるのです」と、クルマで最も大事な「止まる」が安定してできることが、DBX707の良さだと話してくれました。

 DBX707には、「Terrain」「Individual」「GT」「Sport」「Sport+」の5パターンのドライブモードがあります。センターコンソール中央にあるダイヤルを回して好きなモードを選ぶのですが、途中から一番スポーティーな走りができる「Sport+」で走ってみました。

【お、おいくら万円…?】「DBX707」の外観・内装をチェック

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