“世界最強SUV”に乗ってみた 「加速感スゴイ!」を支える、もっと大事な能力とは

アストンマーティンが北海道で、プレミアムSUV「DBX707」の試乗会を開催。元F3ドライバーの佐藤晋也さんを助手席に、北の大地で爽快な走りを体験しました。ドライビングの楽しさを重視したつくりです。

文字通り「思い通りの走行」が可能

 Sports+モードは、車高が下がるのでよりダウンフォースが効き、タイヤのグリップがより増します。筆者が走った国道276号の一部は曲がりくねった道路で下り坂でもあったのですが、DBX707は回頭性に優れ、スムーズにコーナリングできました。

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操作しやすいセンターコンソール(2023年7月、武田信晃撮影)。

「これだけのパワーを受け止められる、シャシーの剛性がしっかりあるのと、サスペンションの性能も高いので、自分が思ったラインを走ることができるのです」と佐藤さんは補足してくれました。サンルーフがついていると述べましたが、車の剛性が少々下がると思いきや全くそんなことはなく、軽快な走りが可能でした。

 SUVなので、車高が高くなり視界が良くなるのは理解できます。ただ剛性を出すために、Aピラーは一般的なクルマより太い印象を受け、乗車前は「左右の視界は良くないかもしれない」と想像していました。とはいえ、Aピラー付け根部分の窓が大きめということもあり、運転中の左右の視界も思ったより悪くありませんでした。

走りを重視するなら…

 前述の通り、海外ではスーパーカーならぬ「スーパーSUV」が好調です。ポルシェ・カイエンが2002(平成14)年にスポーツカーブランドで初のSUVを発売して以来、メルセデスベンツ、アウディ、ロールスロイス、フェラーリ、ランボルギーニなどの高級メーカーが次々とSUVを発売しています。SUVは儲かるうえにブランドイメージも毀損しないという、理想のクルマだからかもしれません。

 日本車で高級路線のSUVといえば、レクサスRXと日産アリアがあります。両車の走りも素晴らしいですが、どうしても快適性に重点を置かざるを得ない面があります。ドライビングの楽しさを重視したいというのであれば、“世界最強SUV”であるDBX707は選択肢のひとつだと筆者は思います。

【了】

【お、おいくら万円…?】「DBX707」の外観・内装をチェック

Writer:

新聞記者、編集者として勤務した後、フリーランスのジャーナリストとして独立。香港と日本の政治・経済、社会などを中心取材するほか、国内外で行われているスポーツについても取材・執筆をしている。

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