新型ランドクルーザー「自衛隊仕様」でる? 大きな意味を持つ新エンジン “三菱vsトヨタ”3度目の正直はあるか

四輪駆動車の代表的存在となっているトヨタのランドクルーザー。このクルマの誕生には、自衛隊の前身である警察予備隊が大きく関わっています。自衛隊をめぐる三菱とのバトルが進化させたといっても過言ではない、ランクルの歴史を探ります。

自衛隊専用ボディを纏わなくても登場する可能性あり

 すでに、一部では民生用の三菱「パジェロ」が生産終了したことに伴い、ランドクルーザー70が自衛隊に導入されるのではないかとの憶測が出ています。実際、ランドクルーザー70は2004(平成16)年に、いったん日本国内での販売が終了。その後、2014(平成26)年にシリーズ誕生30周年を記念して国内販売が一時的に行われたものの、そのときはガソリンエンジンのみでした。

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海上自衛隊が使用するランドクルーザープラド(柘植優介撮影)。

 国内販売が復活することになるランドクルーザー70は、今回はエンジンについてもランドクルーザー250と同じ1GD系のディーゼルエンジンを採用します。これだと、燃料規格をオートバイなどごく一部の車種を除いて軽油で統一している自衛隊の要望に、かなり合致する形です。

 いまだ詳細は不明ではあるため、噂話の域を出ないかもしれませんが、ひょっとしたらランドクルーザー70をベースにした新たな1/2tトラック、もしくはそれに類する新型車両が登場するかもしれません。

 なお、市販の民生用ランドクルーザー(プラドを含む)は、カラーリングを変えたうえで、すでに自衛隊で多数使用されています。ゆえに、前述の自衛隊専用ボディのランドクルーザー70とは別に、ボディカラーだけ変えたランドクルーザー250や70については近い将来、登場するのではないでしょうか。

【了】

※一部修正しました(8月5日12時10分)

【フランス軍が使用するランクル激似の車両】各国で使用されるランクル 米軍も

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子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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