宇都宮のLRT「最終形」はどうなる? ダイヤも路線も開業時は「仮の姿」
LRT「西側延伸」も具体化。軌道基本設計に着手へ
路線についても、JR宇都宮駅からさらに西側エリアへ向かう延伸が予定されています。まずはJR宇都宮駅東口停留場~宝木町1丁目・駒生1丁目付近(教育会館付近)までの5kmが着実に整備する「整備区間」、そこから先の大谷観光地付近までが「検討区間」とされています。整備区間には、主に、二荒山神社、東武宇都宮駅、桜通り十文字、護国神社などの付近に停留所が設置される計画です。
ここで焦点になるのが、JR宇都宮駅の横断方法です。公表されているイメージ図を見ると、東口から駅の北側へ高架で迂回し、ホテルメッツの北側あたりで新幹線高架をくぐる形で在来線を横断することが想定されています。LRTの線路が、高架の新幹線と地上の在来線の間に挟まる珍しい構造になります。
宇都宮市は、LRTの駅西側延伸について、2024年に軌道事業の特許申請、2026年に工事着手、2030年代の開業を目指しています。既に西側延伸に向けた「軌道基本設計業務」も発注しており、今後整備に向けた動きが本格化する見込みです。
【了】
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