これは踏切なの? 「宇都宮LRT」道路との交点に遮断機なし 代わりにあるものとは 開業まもなく

まもなく開業する芳賀・宇都宮LRT。全長15km弱のうち約3.5kmの電車のみが走る専用軌道区間には、道路との交点があるものの、遮断機や警報器はありません。これは「踏切」と見てよいのでしょうか。

遮断機や警報器の代わりとは

 当然ながら、線路と道路が交差している箇所は事故が起きやすくなります。これまで宇都宮市には路面電車が走ったことはなく、特にクルマで走る宇都宮市民や周辺住民などは戸惑うかもしれません。

 ただ、注意喚起を促すものとして、線路と道路が交差している箇所には電車の接近を音声・文字・光で知らせる接近表示器が設置されています。宇都宮市が発行している『広報うつのみや 令和5年8月号』によると、線路上16か所に設置されているとのことです。

Large 20230820 01
宇都宮駅東口を出た直後の併用軌道区間にも、濃い黄色で塗られた歩行者が横断できる空間があり、接近表示器が設置されている(2023年7月、小川裕夫撮影)。

 よく見かけたのが、専用軌道である平石~平石中央小学校前間や、平石から車庫へとつながる引込線です。なお、宇都宮駅東口に隣接した広場にも設置されていました。似たような例は、東京の大塚駅前停留所付近の都電荒川線でも見られます。

 路面電車の運行について、市や警察が周知をしているとはいえ、慣れていない市民も多いことでしょう。線路を横断する際は必ず立ち止まって、目視での確認も忘れないようにしましょう。事故を起こさないこと、起きないことを願いつつ、新しい路面電車の開業が楽しみです。

【了】

【え…】これが遮断機・警報機の代わりです

Writer:

フリーランスライター・カメラマン。1977年、静岡市生まれ。行政誌編集者を経てフリーに。官邸で実施される首相会見には、唯一のフリーランスカメラマンとしても参加。著書『踏切天国』(秀和システム)、『渋沢栄一と鉄道』(天夢人)、『東京王』(ぶんか社)、『私鉄特急の謎』(イースト新書Q)など。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. 首都高の「高級外車」がトンネル内で大炎上! “火だるまになる”恐怖の一部始終を捉えた映像が公開 ドライバーに批判も
  4. 海自の最速艦艇が「主砲を撃ちまくる」珍しい映像が公開 最高速力は80km/h以上! 対空戦能力を披露
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号