意外と”鉄道王国”? 新幹線でつながる福井県「300kmの鉄道網」とは 爆走する路面電車、超ローカル線も

北陸新幹線の敦賀延伸で、東京と1本の列車で直結となる福井県。ここには鉄道路線がいくつも走っており、その総延長は300km近くに達します。それぞれ路線ごとに多彩な特徴を持っています。

いくつものローカル線

 開業が来年3月に迫った、北陸新幹線の金沢~敦賀の延伸区間。東京から伸びてきた新幹線が、ついに福井県内へ到達します。

 ところで、福井県にはどんな鉄道が走っているのでしょうか。日本海側を縦貫する「JR北陸本線」はもちろんですが、県内を走るローカル線も、多彩なものがあります。

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福井鉄道の車両(乗りものニュース編集部撮影)。

 鉄道路線は基本的に福井市を起点としています。中心街をはじめ、南側には鯖江や武生(現:越前市)の街があり、内陸部にも勝山・大野という2つの街を抱え、北側には三国・芦原の温泉地があります。それぞれにローカル鉄道が結ばれています。

●えちぜん鉄道

 福井駅を起点として、北西の芦原温泉、三国温泉方面へ向かう「三国芦原線」、東部の勝山方面へ向かう「勝山永平寺線」の2ルートがあります。かつては「京福電鉄」が運営する私鉄ローカル線でしたが、2000年代初頭に起きた事故の影響で廃止。県主体の第三セクターが引き継いで今に至ります。

 三国芦原線は、JR北陸本線の2~3km西側を並行して北上。芦原温泉の中心地へ直結し、西へ進路を変えて、港町・三国へ到着します。県最大の観光地「東尋坊」は目と鼻の先です。九頭竜川下流の広大な平野部を走るため、車窓には田園風景が続きます。

 勝山永平寺線は、九頭竜川に沿って上流の谷間を進み、勝山市街へ到着します。車窓は三国芦原線とは違い、谷の山裾を縫うように走り、街道沿いの古い街並みが川とともに連なる風景が見えます。

 曹洞宗の大本山である永平寺へは、永平寺口駅が玄関口で、そこからバス移動となります。かつては約6kmの支線が門前まで伸びていましたが、2002年に廃止となっています。その廃線敷を使って、現在、自動運転カートが走っています。

【画像】えっ…!これが多彩な「福井の鉄道路線」です(路線図&車窓風景)

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