「SUVにスライドドア」って最強? 死角はないのか? センチュリーが示したひとつの答え

世界的に大人気のSUVに、スライドドアが装着できれば――それをトヨタの新型「センチュリー」が具現化しました。SUVのニーズを一気に多様化できそうな機構ですが、一般車種にも広がるのでしょうか。

デメリットに勝る? スライドドアがあると嬉しいSUVとは?

 スライドドアのデメリットのひとつは重いこと。スライドドアのホンダ「N-BOX」と、普通のドアを持つ同じ軽自動車の「N-WGN」を比べると、車両重量は40kgほども「N-BOX」の方が重くなっています。そして、クルマが重くなれば、必ず、走る/曲がる/止まるという走行性能、そして燃費が悪化します。

 アイシンの「リンク式パワードア(LPD)」は画期的ですが、ドアヒンジだけですむ普通のドアと比べれば、当然に重くなります。

 ですから、SUVに走りを求めるユーザーにとって、スライドドアは性能をマイナスに引っ張るアイテムになってしまいます。後席に人をあまり乗せることがないという人にとってみれば、スライドドアはまさに無用の長物でしょう。

 しかし、「後席に人を乗せることが重要」であり、「走りの良さは気にしない」というユーザーであれば、その評価はまったく別になるはずです。燃費は悪くなってほしくないでしょうが、走る/曲がる/止まるといった性能は、ほどほどで結構と考えているはず。乗り心地や、助手席・後席の乗員のことを考えると、無駄に走行性能が良くて、ゆさゆさ揺らされるよりも、動きが鈍重なくらいな方がよいとも言えます。

Large 20230916 01
マツダCX-8。国産3列シートSUVの代表格(画像:マツダ)。

 となれば、ファミリーユースで、ミニバンと同じようにSUVを使うユーザーは、スライドドアのデメリットよりもメリットが勝ります。具体的に言えば、3列シートSUVのユーザーであれば、スライドドアが欲しいと考える人もいるはずです。

 ただし、ひとつ気になるのはアイシンの「リンク式パワードア」は、存在感のある開閉機構が2列目シートの横にあって、3列目シートのアクセスに邪魔になりそうに見えることです。

【え、すでに実現!?】これが前後スライドドアつきレクサスSUVです(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 北朝鮮 進水式で“派手に横転し”金総書記を激怒させた「新型艦」爆速で修理を行い海上試験開始!
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開