激セマ/低すぎ/モノ積めない! それでもマツダ「RX-7」パトカーが愛されるワケ 現存2台の超希少車

日産R34「スカイラインGT-R」やスバルWRX S4といった個性的なパトカーを運用する埼玉県警。実は25年もの長きにわたり使っている交通取締用パトカーもあります。使い勝手はお世辞にもよいとはいえませんが、それでも愛される理由はなんでしょうか。

警視庁には「サバンナRX-7」「RX-8」も

 RX-7は、ほかにもトランクルームの狭さが欠点になった模様です。ほかのパトカーであればプラスチック製のパイロンや旗、発煙筒、三角表示板、消火器など様々な装備を積めますが、RX-7の場合はプラスチック製パイロンすら積載が難しいため、折り畳み式のものをいくつかと、発煙筒、消火器程度で、大きなものは軒並み積めません。

 こういった観点から、第一線で使われることは案外少なかった模様です。ただ、スポーツカーベースのパトカーであるため、展示すればギャラリーの目を引きます。実際、現場の隊員に話を聞いたら、現在はほぼイベント用になっているそうですが、高い注目度を考えるとその使い方もアリだと思います。

 なお、マツダRX-7は前出のFD3S以外に、「サバンナRX-7」の名で知られる初代「SA22C」、2代目「FC3S」もパトカーとして採用された実績があります。そのため、RX-7は3代すべてパトカーになっています。

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2023年9月21日、埼玉県所沢市の航空記念公園で実施された交通安全運動の出発式に参加していたRX-7パトカー。写真は最寄りの航空公園駅前で展示された様子(柘植優介撮影)。

 FD3S型のRX-7パトカーは、埼玉以外に、宮城、新潟、群馬、栃木、千葉、京都に配備されましたが、現役なのは埼玉県警と新潟県警の2台だけです。

 新潟県警も当初は高速道路交通警察隊に配備されましたが、のちに交通機動隊へ移管しています。また埼玉県警と同じく赤色灯はラッパ型レーダーを搭載したものでしたが、その後レーダーなしの通常のバー型赤色灯に更新されています。

 すでに運用開始から25年が過ぎようとしている埼玉県警のRX-7パトカー。いまや市販車でも見かけることが少なくなっており、いつ退役してもおかしくないほどベテランの域に入っています。

 ただ、注目度は依然として抜群に高いため、イベントなどで展示すればそれだけで様になります。交通安全のシンボルとして末永く元気に走り続けてもらいたいと、実車を見て改めて感じました。

【了】

【希少なRX-8パトカーも】埼玉県警のRX-7パトカー車内も含めイッキ見(写真)

【特集】異色の超絶パトカーも!? 日本の「すごい警察車両」こんなにいっぱいある!

Writer:

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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