これぞ「第三の東名」 東京~横浜~静岡 細切れの海沿いルート&新道路構想でつながる? 新東名より早いかも
新東名よりも先に「第二の東名」に?
神奈川県側では、細切れに点在する自動車専用道の未開通区間が、すべて事業化されています。
まず、圏央道の一部として建設が進む「横浜環状南線」と「横浜湘南道路」がつながると、首都高湾岸線から新湘南バイパスまで1本で結ばれるようになります。同時に、東京から第三京浜・横浜新道を経由するルートも、新湘南バイパスへの連絡が容易になります。
新湘南バイパスの茅ヶ崎海岸ICから、西湘バイパスの起点である大磯東ICまで、海沿いの国道134号沿いに高架道路を建設する「新湘南バイパスII期」区間も事業化されています。ただし、1995年に茅ヶ崎海岸ICが開通して以後も、長らく調査設計の段階とされ、着工には至っていません。
そして西湘バイパスの終点である石橋ICに伊豆湘南道路がつながると、小田原~沼津間の所要時間は約82分から約39分へ大幅に短縮するとされています。伊豆縦貫道からは東名の沼津IC、新東名の長泉沼津ICそれぞれに通じています。
ちなみに、「第二の東名」である新東名は、圏央道に接続する海老名南JCTより東、横浜市内までの区間は国の計画路線とされているものの、具体化の気配がありません。伊豆湘南道路が事業化されれば、新東名よりも先に、海沿いルートで東京~静岡を結ぶ高規格道路が具現化されることになります。
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