名古屋~東海北陸道つなぐ「名岐道路」秒読み段階!?「一宮JCT渋滞」解消へ 都市計画&環境アセスがスタート
名神を通らずに東海北陸道から名古屋市内まで行けるようになります。
正式な手続きが開始
愛知県は2023年10月3日(火)、新たな高規格道路「名岐道路」の実現に向けた、都市計画変更と環境アセスメントの手続きを開始したと発表しました。
名岐道路は、名古屋高速16号一宮線をさらに北へ延伸し、東海北陸道の一宮木曽川ICへ直結させるものです。
一宮線は現在、名神の一宮ICを越えた一宮中入口で途切れています。そのため、東海北陸道へ行くには、「一宮IC→一宮JCT→東海北陸道」と、いったん名神に合流する必要がありました。これが「一宮JCT周辺の大渋滞」を一因になっていました。もちろん、一宮中入口の先の国道22号も朝夕を中心に渋滞が深刻になっています。
そのため、一本の高速道路として、名古屋市街から東海北陸道までを、名神を経由せずに直結できるようにするのが、名岐道路です。また一宮ICは「第二の一宮JCT」として、東海北陸道~名神の新たな乗り継ぎポイントにもなります。
念願の「事業化」一歩手前の手続きが、都市計画変更と環境アセスメントです。どちらも素案など準備が進められたあと、いよいよ正式な手続きが始まりました。11月上旬まで案を縦覧したのち、手続き完了に移っていきます。
ちなみに、この「名岐道路」が名古屋高速の一部となるのか、無料のバイパスになるのかなど、事業のありかたについては現時点でまだ決まっていません。
【了】
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