陸自初の国産戦車「61式戦車」はどれだけ強い?「ティーガーII」に勝てるのか T-34ならどう?

第二次大戦の最良戦車「パンター」と戦ったら?

 機動性は最高速度45km/hの61式戦車が、最高速度40km/hの「ティーガーII」を上回るので、側面に回り込み、射撃できれば勝機はありますが、不利であることは否めないでしょう。

「ティーガーII」は重戦車で、61式は中戦車ですから、不利なのは仕方ありません。では、中戦車同士ならどうでしょうか。61式戦車をドイツのV号戦車「パンター」、ソ連のT-34/85と比較してみましょう。

「パンター」が搭載する70口径75mm砲は、射距離1000mで149mmの貫通力があります。やはり61式戦車の正面装甲では防げないと思われます。

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ドイツが開発した「ティーガーII」重戦車(柘植優介撮影)。

「パンター」で装甲が最も強力なのは砲塔前面で、そこは厚さ110mm傾斜11度。これなら61式戦車の90mm砲でも貫通可能です。最高速度ではパンターが45~55km/h、61式が45km/hで大差なく、どちらが最初に命中弾を与えられたかで勝負は決まりそうです。

 続いて、第二次世界大戦で最も完成度が高いと言われ、2万9480両も生産されたソ連のT-34/85中戦車と比べてみましょう。

【優秀さに惚れた?】敵ドイツ製「パンター」戦車に星描いて使うイギリス軍&ソ連軍(写真)

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コメント

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1件のコメント

  1. 兵器として一番重要な信頼性を考慮してないのどうなん?
    ティーガー2が全速40km/hで走り回れると思ってんの?

    他の記事鉄道ばっかりだし、Wikipediaでも見て表面的なカタログスペックだけで判断したテキトー記事だね