中央道通行止め 理由は「小仏トンネルに横穴ぶち抜きます」!? 避難路確保のために「補強が必要」

「小仏トンネルに横穴ぶち抜きます」

渋滞対策工事の一環

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渋滞対策で作られる、中央道の新小仏トンネル(画像:NEXCO中日本)。

 NEXCO中日本 八王子支社は2023年10月16日(月)、中央道の東京方面(上り線)で、相模湖IC→八王子ICの区間で夜間通行止めをおこなうと発表しました。「小仏トンネルに穴をあける工事」をするためです。

 夜間通行止めの期間は、11/27(月)から12/8(金)のうち平日8夜間です。時間は20時から翌朝5時まで。

 現在この区間では、慢性的な渋滞になっている状況に対処するため、「新小仏トンネル」の貫通を含む車線増加工事が行われています。

 新小仏トンネルの掘削作業が進捗し、いよいよこれから、「新小仏トンネルと小仏トンネルをつなぐ避難路」を掘る作業が始まっていきます。どちらかのトンネルで事故や火災が発生した場合、片方へ逃げ込めるようにする設備です。

 そのためには、今使われている小仏トンネルの横っ腹のコンクリートに穴をあけ、避難路の入口とする必要がありますが、トンネル強度が不足してしまいます。そのため、まずは穴をあけても平気なようにトンネルをあらかじめ補強する工事が行われます。今回の通行止めは、その工事のために実施されます。

 同支社は「通行止め期間中はご迷惑ご不便をおかけします。迂回や出発時間変更のご理解とご協力をお願いします」としています。

 小仏トンネルの車線増設工事は、トンネル掘削のほか、高架部分でも橋脚工事が進んでおり、トンネル東側がさきにニョキニョキと橋脚のコンクリートが打ちあがってきています。完成予定はまだ公表されていません。

【了】

【画像】えっ…!これが「小仏トンネルに穴をあける」工事です

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