「去年まで機内清掃員でした」裏方→接客の最前線へ 異色の配置転換を切り抜けたJALグループ社員の“適応力”

JALグループのLCC、スプリング・ジャパンには、航空機の地上支援スタッフ「グランドハンドリング」から、地上係員に配置転換したスタッフがいます。空港の“裏方”から接客の最前線へ、彼らは全く異なる職種にどのように対応したのでしょうか。

2022年まで貨物の積み込みや客室のセッティングを

 JAL(日本航空)グループのLCC(格安航空会社)、スプリング・ジャパンで働く地上係員(グランドスタッフ)には、驚きの転身を遂げたスタッフたちがいます。彼ら・彼女らは2022年まで、JAL便などの貨物の積み下ろしなどを行う、地上支援スタッフ「グランドハンドリング」として駐機場で働いていたのです。

 乗客と接することはなく、発着する旅客機を陰で支える業務から、乗客たちと面と向かって対応を求められる業務へ――。かけはなれた業務を担うこととなった2人のスタッフに聞きました。

Large 20231102 01
上がJAL機の貨物搭載のイメージ。下がスプリング・ジャパン機(乗りものニュース編集部撮影)。

 話を伺ったのは、JALグループの航空支援業務を担当するJGS(JALグランドサービス)の岩村昴樹さんと木津谷武彦さんです。岩村さんは2022年まで、トーイングトラクターを運転し乗客の貨物の積み下ろしを行い、木津谷さんは機内で乗客が使用するアイテムを載せていたほか、客室を清掃する仕事をしていたそうです。

 そのようななか、JGS内の新プロジェクトの一環として、彼らはスプリング・ジャパンの地上係員への配置転換の提案を受けます。そのときの経緯や苦労を、ふたりは次のように話します。

「実から学生時代のアルバイトも接客業をしており、実は就職活動のときも地上係員を第一志望で目指してしたんですが、ご縁がなくて。でも飛行機を通じてお客様とつながる仕事がしたいという思いでグランドハンドリングをしていました。会社から地上係員職への提案を受けたときは、まったくマイナスの気持ちを持つことはなかったです。とはいえ最初は大変でしたけど、慣れるにつれて楽しくなりましたね」(岩村さん)

「私は専門学校を卒業し、20歳になるころにJGSに入って3年目なんですが、大学卒のグローバル職の方々と比べて、英語力にはかなりの差を感じており、英語で話しかけれても『なにをいっているのか分からない』状況からのスタートだったんです。最初の1か月は、本当に苦労しました。そのようななか、JALスカイの上司の方などに『わからなくてもいいから、徹底的に親身に聞く姿勢を貫く』ということを根気強く教えてもらいました」(木津谷さん)

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス