一部区間復活の「大井川鐡道」闇夜に汽笛がこだまする 鉄道ファン向けの運行にしたワケは!?

台風による被災を乗り越え、大井川鐡道の不通区間が一部復旧しました。それを記念して「SLナイトトレイン」が特別運行。夜闇を抜け、汽笛と蒸気の音が鉄路に響いていきます。今回、2往復とも乗車し、その旅愁を堪能してきました。

この記事の目次

・鉄路復活の日の特別な「SLナイトトレイン」

・いよいよ「夜闇のSL鉄路」の雰囲気へ

【画像枚数】全41点

鉄路復活の日の特別な「SLナイトトレイン」

 2023年10月1日、大井川鐵道・新金谷駅のホームには「スハフ43 2+オハ35 559+オハフ33 469+E34電気機関車」の一団が停車し、そこに蒸気機関車「C10 8号機」がスハフ43の先頭へ連結しました。

Large 20231104 01

拡大画像

大井川鐡道の運転再開区間を走る蒸気機関車(2023年10月1日、吉永陽一撮影)。
Large 20231104 02

拡大画像

15時40分ごろ、C10 8号機が出庫してホームに停車中のスハフ43 2の先頭へ連結される。新金谷駅(2023年10月1日、吉永陽一撮影)。

残り3468文字

この続きは有料会員登録をすると読むことができます。

2週間無料で登録する

Writer:

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。

最新記事