「鶴丸が帰ってきた!」現地を沸かせた27年ぶり再就航 JALアメリカ線の“特別な路線”とは そこは「飛行機のふるさと」

2019年からJALは、ボーイングの本拠地であり「飛行機のふるさと」と知られるシアトル線の運航を開始しています。実はこの路線、ほかの路線と比べても一味違った特色を持ちます。

現シアトルはどんなところ?&手堅い戦略をもっての復活

「2001年にイチロー選手のマリナーズへの入団をきっかけに、多くの日本のメディアがシアトルを取り上げるようになりました。それに加え、当時徐々に知名度を高めていたマイクロソフト、スターバックスもシアトル本拠地と言う事で、「あのシアトル」と、シアトルの名は一気に日本中に知れ渡ったと思います。現在ではアマゾン、コストコなど大企業の本拠とする地であるほか、観光という面ではアミューズメントパークのような人工的な遊びではないものの、レーニア山の絶景やオリンピック山脈など、自然とテクノロジーの融合した小粋なスポットもある街です」(原田美紀さん)

 シアトル線の強みは、こうしたビジネス・観光需要に加えて、シアトルを経由した乗り継ぎ需要があります。シアトル・タコマ国際空港はアメリカ北部の巨大航空会社、アラスカ航空の拠点のひとつです。

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中央がJALの原田美紀さん(乗りものニュース編集部撮影)。

 JALでは、シアトル線就航を契機にアラスカ航空と提携を強めており、現在は59路地点で2社のコードシェア便(共同運航便)を増やしたほか、JAL便名でアラスカ航空機に乗れることに加えて、2023年からアラスカ便名でJAL航空機に搭乗できる対応を開始しています。

「シアトルではアラスカ航空の人気が非常に高く、マイレージの使い勝手も良いこともあって、ほとんどの人がアラスカ航空のカードを持っているほどです。こういった取り組みの効果はかなりありますし、アラスカ航空ユーザーの方々にJALを知ってもらえる機会にもなっているのではと考えています」(原田さん)

 多くのJAL機、そして多くのパイロットにとっての「ふるさと」でもあり、アメリカ本土の重要な戦略拠点であるシアトル。JALのシアトル線は、ほかのアメリカ路線とは少し違った毛色を持ったものといえそうです。

【了】

【写真】コンコルドとジャンボが並ぶ! 「飛行機の故郷」シアトルの様子がスゴイ

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