直進すると「ぶつかる…!」 都内の盛大にズレた「クランク状の交差点」なぜできた? 右折が恐怖
クルマにはクセが強すぎる!
道路の歴史も垣間見られるようなクランク状の変則交差点。しかし、現代の自動車交通にとってはやはり、クセのある場所と言わざるを得ないでしょう。
こうした交差点では、青信号を方向別に出すなどの工夫も見られますが、「武蔵野中央」ほどの交通量も多い交差点になるとそうもいかないのか、ここでは双方向の直進車がS字カーブを描いて通過していきます。
ここで怖いのが右折時です。対向の直進車もいったん左折の動きをするので、そのまま“左折”か“直進”なのか、判断がつきづらいところがあります。
この交差点は東京都が拡幅を進められており、現状片側1レーンしかない三鷹通り側もレーンが増える見込み。そうなれば右折と直進の信号分離も可能になるかもしれません。
ちなみに、青梅街道に交わる「田無町五丁目」交差点の府中道は、右折待ちの余地もないため右折禁止になっています。小平の府中街道が交わる「小川町」「小川町西」は、クランクの“屈曲部”が長いため別々の交差点として扱われていますが、現在、「小川町西」交差点から真っすぐ南へ、バイパスである「新府中街道」が建設されています。これが開通すれば、わざわざクランク状に行き来する必要もなくなります。
※一部修正しました(12/12 12:44)
【了】
これは初見なら、直進でも左ウィンカーだしちゃう気がする…。
記事2ページ目および画像ページ17番目の航空写真は武蔵野中央交差点と記載されていますけど、小平市の小川町交差点と小川町西交差点のものですね。