JR「羽田空港新駅」実現へ加速!いよいよホーム構築工事に着手へ どんな駅になる?
当面は「東山手ルート」だけに。
関東地方整備局が新駅の工事に着手へ
国土交通省・関東地方整備局は2023年12月8日(金)、JR東日本の新線「羽田空港アクセス線(仮称)」の工事に着手したと発表しました。
羽田空港アクセス線の工事延長は約12.4kmで、既存の東海道貨物線(大汐線)改修区間、東京貨物ターミナル内改良区間、アクセス新線区間で構成されます。
もともと新宿方面の「西山手ルート」、東京方面の「東山手ルート」、新木場方面の「臨海部ルート」の3ルートが羽田空港アクセス線として計画されており、そのうち「東山手ルート」が2031年度に開業する予定です。工事はJR東日本が担当する区間と、関東地方整備局が担当する区間に分かれ、JR東日本は2023年6月に起工式を開催しています。
関東地方整備局が担当する区間は、空港内(約2.4km)における鉄道トンネル躯体などの基盤整備工事です。今回着工したのは、第2ターミナルに隣接する「P3駐車場」の道路直下において、駅ホーム部分を開削工法で構築する工事となります。
「羽田空港新駅」は地下1階に整備される予定で、15両編成に対応する1面2線の構造となります。コンコースから第2ターミナルへは高低差なく移動可能になる見込みです。第2ターミナルは主にANAが使用しており、これらの利用者が最も便利になりそうです。
ただ、新駅は国際線が発着する第3ターミナルには直結せず、かなりの距離がある状態になります。JR東日本では、羽田空港新駅から第3ターミナルまでは、東京モノレールに乗り換えるか、空港内のターミナル間連絡バスの利用を促す方向で検討しているとしています。
【了】
コメント