これぞ未来の大砲「レールガン」の使い方、研究現場で聞いてきた 米軍も諦めた課題、日本が世界をリード!

超高速・小型・安価がキーワード

 日本はレールガンをどんな用途に使うつもりなのでしょうか。防衛装備庁が公開した動画では、車載型や艦載型が敵艦艇を攻撃する様子や、落下してくるミサイルを迎撃する様子が描かれていました。

 公開された資料でも、対艦・対空(対極超音速ミサイル)が将来構想として示されています。一方で、こうした用途にはミサイルという既存兵器が存在します。どのように、差別化や役割分担をしていく考えなのでしょうか。

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レールガンの基本的な機能を解説したイラスト。電気を流すことによって生じる電磁気力(ローレンツ力)によって弾丸を前方に射出する(画像:防衛装備庁)。

 まず、レールガンのメリットとして挙げられるのが、コストやサイズのメリットが大きいという点です。ミサイルは1発1発が複雑なシステムで構成されており、大きく高価です。対してレールガンの弾丸はミサイルより小さく、とても安価です。

 そのため大量の弾丸を携行したり、射撃したりすることが可能になります。また弾丸が小さいためレーダーで捕捉されにくく、迎撃がとても難しいという点もレールガンの強みに挙げられます。

 ただし、ミサイルには射程が長い(数百~数千km)ことや、高精度な誘導能力でピンポイント攻撃が可能といった強みがあります。そのため、ミサイルとレールガンのそれぞれのメリットを活かした多層的な運用が構想されているようです。

【小さっ!】これがレールガンの専用弾です(写真)

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