「貨物航空」勢力図が激変! JAL久々に参入 クロネコも空を飛ぶ2024年 物流危機で変わる空

2023年の国内の民間航空業界で、際立って大きな動きがあったもののひとつが、いわゆる「貨物航空」です。NCA、JAL、そしてヤマト運輸――。どのような動きがあったのでしょうか。

2023年は「貨物航空」激変の年に

 2023年の国内の民間航空業界で、際立って大きな動きがあったもののひとつが、航空貨物を専門に取り扱う「貨物航空」を担う3社です。2024年は空の物流も大きく変わります。

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上からNCA、JALの貨物専用機、「ヤマトの貨物機」(乗りものニュース編集部撮影/JAL)。

 3月、ANAホールディングスがNCA(日本貨物航空)の株式すべてを、日本郵船から取得する基本合意を締結したと発表しました。

 ANAホールディングスは今回の全株式取得について「当社グループの航空事業ポートフォリオに加えると同時に、日本最大の国際線旅客便ネットワークを活用する当社グループの貨物事業と将来的に統合・再編することで、お互いの強みを補完し合うコンビネーションキャリアとして収益性が高まり、当社グループの成長戦略を加速できると判断いたしました」とコメント。

 ANAホールディングスはすでに貨物専用航空のANAカーゴを保有していますが、こちらの強みとなる路線は中国などのアジア路線。そこに欧米、とくに北米大陸のネットワークに強みをもつNCAを取り込むことで、ネットワークを世界的に拡大する狙いがあるとしています。

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