有料道路になるかも!?「新山梨環状道路」最後の未事業化区間に県が提案「早期整備のため」検討開始へ

渋滞慢性地帯の東西軸にバイパス道路が必要となっています。

最後の未事業化区間

Large 20231227 01
慢性的に渋滞する国道20号(画像:国土交通省)。

 国土交通省 関東地方整備局は2023年12月25日(月)、甲府盆地をぐるっと結ぶ高規格道路「新山梨環状道路」の事業状況について、山梨県と調整会議を行いました。

 甲府市周辺は、東西に伸びる国道20号と、静岡方面からくる交通、秩父方面からくる交通が合わさる結節点となっており、交通集中が激しく渋滞が課題となっています。

 そのため、通過交通を郊外にバイパスさせる環状道路が整備されています。それが「新山梨環状道路」です。

 事業はかなり進んでいて、まず静岡方面から中央道へ直結する「中部横断道」が開通。そこから東回りで南アルプスIC~落合西ICの16.1kmが開通済みで、そこから秩父方面の西関東連絡道路につなぐ東側区間の桜井JCTまでが事業化済み。残る北側でも、国道20号から中央道甲斐JCT(仮)を経て昇仙峡入口までの5kmが事業化済みです。

 最後の未事業化区間が、北側の10km(牛句~桜井)です。今回の会議でも、この未事業化区間がいつ事業化されるか、山梨県は意識しているようです。

 山梨県は今回、ここを含む桜井~甲斐について、早期整備実現のため「直轄事業と有料道路事業の合併施行に計画変更してはどうか」と提案しました。

 これはつまり、一部を国の公共事業で建設し、残りを高速道路会社が建設して、そのまま有料道路として管理・運営していくというものです。高速道路会社としては、作った分の持ち出し、つまり自力で償還すべき費用が少なくて済むため、事業着手に踏み切りやすいというわけです。

 もしそれが厳しい場合も、用地買収の一部を県のほうで行うなど、早期整備に向けて国に協力していく構えを示しました。

 国交省側も、未事業化区間について、国道20号その他県道など中央線に並行する東西軸が軒並み慢性的な渋滞となっており、交通事故の件数も他より多くなっていることを踏まえ、バイパス道路の整備が重要である認識を見せています。

 そのうえで今後、この区間でトンネルや橋梁などの構造検討をおこなっていくとし、山梨県の提案した「有料道路」のスペックを前提とした検討もふまえると明らかにしています。

【了】

【工事進行中「新山梨環状道路」ルートと整備状況を見る】

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  3. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号