「熊野白浜リゾート空港」どこや!? 空港の“クセ強愛称”なぜ生まれるのか もはや跡形ナシも
南紀白浜空港の愛称が「熊野白浜リゾート空港」に決定しました。空港に愛称がつけられるのは、珍しいことではなくなっていますが、その命名法などは、かなり多様化しています。
「キャラ空港」も増えてます
また、空港名にキャラクターの名前がつけられたものも。たとえば、鳥取県の「米子鬼太郎空港」は、所在地である境港市が『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげる氏の出身地であることから、この愛称が採用されています。
また、同県にある鳥取空港は、観光資源と出身者の“あわせワザ”の愛称が採用され、「鳥取砂丘コナン空港」となっています。このコナンは、鳥取市は『名探偵コナン』の作者である青山剛昌の出身地であることに由来します。
ちなみに、愛称こそないものの、キャラクターを全面に押し出した空港も存在します。たとえば福島空港内は「ウルトラマン」だらけ。空港の一部がある須賀川市が、円谷英二氏の出身地であることからこのようになっています。
他にも、空港の地名度向上を目的として愛称が検討段階にある空港があります。
たとえば北海道・札幌市内の丘珠空港では、利活用の促進策について札幌市や北海道などが協議する「丘珠空港の利活用に関する検討会議」で、空港に愛称をつけるアイデアが持ち上がりました。
そこでは「札幌空港」を始め、観光資源からとった「札幌時計台空港」、そして同市の企業であるクリプトン・フューチャー・メディアが展開するボーカロイド「初音ミク」に因んだ「初音ミク空港」といった候補も検討されたことが公開されています。ただ2024年現在、どれも正式決定はしていません。
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