世界中で実施の「航空ショー」なぜ英・仏だけ別格扱いなのか? 「歴史ある」だけじゃない!

世界のビジネス向け航空ショーで最も規模が大きいのは、仏・パリ航空ショーと英・ファンボローの航空ショーです。こうしたショーは世界中で実施されていますが、この2国だけは特別扱いを受けています。

「王者」英・仏以外にも日本は売り込みを!

 欧州は20世紀初頭から航空機の開発を続けています。層の厚さにこの伝統が加わり、パリ航空ショーとファンボロー航空ショーを世界一と言わしめているのでしょう。

 一方、欧州はウクライナ侵攻によりロシアに経済制裁を科すなど、政治に左右されやすくもあります。対するドバイなどの中東地域は、各国が独自の政策を掲げ、欧米系企業以外の出展が集まりやすい環境にあります。これは欧州の航空ショーに対抗できる特徴といえるかもしれません。

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ドバイ航空ショーでデモ飛行する中国の高等練習機「L-15」(相良静造撮影)。

 近年の日本は、ジェット旅客機の開発こそ実現に漕ぎつけなかったものの、航空自衛隊の次期戦闘機の開発や輸送機C-2の海外への売り込みなど、航空産業が再び活性化しつつあります。今後は国内防衛産業の強化へ向けても、海外の航空ショーでの展示を増やしていかなければならないでしょう。この時に、各地域の航空ショーの特徴を見極めて活用することが欠かせません。

【了】

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