もはや国民車?「ジムニー」人気は一体何なのか そしてなぜ“イジりやすい”のか カスタム大流行のワケ

カスタムカーの祭典「東京オートサロン」で、近年最もよく見かける車種といって過言ではないのが、スズキ「ジムニー」です。現行型の発売から5年を経てもなお、納車待ちは長く、幅広いファンを獲得しています。一体なぜここまで人気なのでしょうか。

ジムニーが「原点回帰」へ舵を切ったワケ

 1998年から20年続いた先代ジムニー販売期の終盤、日本で盛り上がりを見せたのが、アウトドアブームでした。このため、クルマも“ギア”としての要素が求められるように。その中でヒットとなったのがスズキの軽乗用車「ハスラー」(2014~)で、アウトドアを意識したアクティブな軽クロスオーバーワゴンとして新たな市場を開拓しました。また四輪駆動車では、輸入車を中心に本格派の人気が高まり、米国のジープ「ラングラー」やメルセデス・ベンツ「Gクラス」への感心が、より高まりました。

 そのような時代背景もあり、現行型ジムニーは、原点回帰となる「プロの道具」をデザインコンセプトに、スクエアなデザインに仕上げられました。

Large 20240204 01
東京オートサロン2018にN's STAGEが出展した先代ジムニーのカスタムカー。先代ももちろんカスタム需要は高かった(画像:東京オートサロン)。

 そのデザインは、歴代モデルの特徴的な要素が取り入れています。四角いボンネットを含めた直線的なスタイルは、悪路や狭い場所を走行する際、ドライバーがボディサイズだけでなく車両の姿勢や状況を掴みやすくする狙いがあります。傾斜の小さいフロントガラスとAピラーは、視界を最大化することに加え、限られたサイズの中で車内空間を最大化させる効果があります。

 より細かなところでは、登坂や下坂、凹凸路面の走行時に路面との干渉を避けるために小ぶりなバンパーを採用し、走破性を高めるべく、ボディサイズに対して大きめなタイヤとタイヤハウスが与えられています。そして、パンク時などの交換に必要なスペアタイヤも、走行性能の影響を避けるべく、標準サイズのタイヤが背面に装備されています。

 インテリアも同様のコンセプトが貫かれています。直線的なダッシュボードデザイン、悪路走行時に体を保持する大型のドアハンドル、視認性に優れる大径アナログメーターなども、悪路走行を助ける重要な機能なのです。

【ここまでやるか!】「ナントカ風ジムニー」のオンパレード!(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  3. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  4. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  5. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号