「上野東京ライン川口停車」で駅周辺が大変貌へ 60年来の大改築 見えてきた市のビジョン

駅周辺では複数のプロジェクトが計画中

 現在の駅舎の大部分は1960年代に建築されており、抜本的な改良が必要な時期に差し掛かっています。新ホームの整備にあわせ、コンコースが建て替えられるほか、店舗棟(駅ビル)などを新設することも想定されています。
 
 駅周辺まちづくりをめぐっては、2023年3月に駅東口の川口栄町3丁目銀座地区で大規模な再開発ビルが竣工。同年12月には、市と三井不動産・三井不動産レジデンシャルの間で「川口駅周辺まちづくりに関する連携協定」が締結されています。
 
 基本計画案では、2021年に閉店した東口の旧そごうビルを活用して集客拠点を整備するほか、西口にある「川口西公園」の再整備、総合文化センター「リリア」の大規模改修、「リリア」隣接地での美術館建設などを推進していくとしています。駅周辺ではこのほか、「栄町3-1地区」や「栄町3-11地区」といった有効活用されていない公有地もあり、今後再開発が検討されるとみられます。

 市は川口駅への上野東京ライン停車に合わせ、駅からのバスネットワークも更に充実させ、幅広い地区に効果を波及させるとしています。上野東京ラインの停車後は駅勢圏が広がり、乗降者数が増えることが見込まれます。
 
 新ホームが供用を開始し、上野東京ラインが停車するのは、市とJR東日本が基本協定を締結してから約12年後となる予定。実現は当分先になりますが、駅周辺では「千載一遇のチャンス」を活かすべくまちづくりが進みそうです。

【了】

【画像】かなり変わる!これが将来の川口駅のイメージです

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