沖縄県のドコに造る? 自衛隊の新訓練場を開設へ 陸自増強の一環 その広さは?
アメリカ軍は使ったりするの?
沖縄本島にあるゴルフ場跡地を転用
防衛省は、沖縄県に新たな訓練場を設ける計画で、それに関連して2024年2月12日、地元説明会を開きました。
新設される訓練場は、沖縄本島中部うるま市にある東山カントリークラブ跡地を転用する計画です。
日本政府は、南西諸島方面の防衛力強化を目指して、那覇駐屯地に司令部を置く陸上自衛隊第15旅団を師団に改編する予定であり、その一環で沖縄本島に配置する部隊を増勢しようとしています。
沖縄本島には現在、陸上自衛隊の訓練場として、那覇訓練場、沖縄訓練場、浮原島訓練場の3か所があるものの、2個目の普通科連隊の新編による人員増に伴い、訓練所要の増大への対応が困難な状況だといいます。
では、なぜ東山カントリークラブの跡地が訓練場として適地なのかというと、そこは約20ヘクタールの面積があり、必要な内容・規模の訓練が可能であるということや、沖縄本島の中部に位置し、部隊が使用する上で利便性が高いこと(那覇駐屯地や勝連分屯地等からのアクセスが良好)、すでに開発された土地であり、訓練場の整備工事による自然環境や周辺への影響を局限できること、そして自然災害が発生した際、自衛隊の活動拠点及び地域住民の避難場所としても活用できること、こういった点をメリットとして挙げています。
なお、防衛省では、新たに開設される訓練場は自衛隊用のため、アメリカ軍の私用は想定しておらず、空包を含む実弾や発煙筒などの化学火工品は使用しないと明記していました。
防衛省が示したスケジュールによると、2024年度に用地を取得したのち、2025年度に調査・設計を行い、2026年度に工事を行うとしています。
【了】
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