米海兵隊に「新・撃墜王」が誕生!? 老攻撃機「ハリアーII」紅海で大活躍 これが “最後の花道” に?

遠方目標の撃墜が可能なまでにグレードアップ

 2024年2月現在、紅海周辺のエリアは、イエメン北部を拠点にするフーシ派の戦闘活動が続いており、航行する艦艇に対してUAVだけでなく各種ミサイルを使っての攻撃が行われています。

 紅海や東地中海に展開しているアメリカ海軍の艦艇は、これら攻撃に対して迎撃戦闘を行っています。これまでは、イージス艦の空対空ミサイルや対空砲などによる迎撃が比較的よく報じられていましたが、今回のニュースによると、それらだけでなく強襲揚陸艦に搭載されているAV-8のような攻撃機も参加していたということになります。

 ただ、AV-8Bは対地任務をメインに行う攻撃機であり、空対空戦闘はできないわけではないものの、メインの任務ではありません。とはいえ、同機も段階的にアップグレードが施されており、現用モデルは長距離の空対空戦闘能力も付与されています。

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飛行中のAV-8B「ハリアーIIプラス」。胴体中央のパイロンには、精密攻撃兵器を誘導するためのライトニングターゲティングポッドを搭載している(画像:アメリカ海兵隊)。

 AV-8Bの最新型は「ハリアーIIプラス」と呼ばれており、機首部分にはそれまでのモデルにはなかったAPG-65レーダーが搭載されています。これによって自身で空の目標を探索できるようになっただけでなく、レーダー誘導方式の空対空ミサイルAIM-120「アムラーム」を運用することも可能です。

 AV-8Bには、初期モデルから赤外線誘導の短距離空対空ミサイルAIM-9「サイドワインダー」の運用能力が付与されていましたが、これは目視できる近距離の目標にのみ有効な兵器でした。これにAIM-120が追加されたことで、「ハリアーIIプラス」は遠方を飛ぶ目視外の空中目標も攻撃することが可能となり、空対空戦闘能力の大幅な向上が図られました。

【比べると形が違う!】これがフーシ派UAVを多数撃墜している「アムラーム」ミサイルです(写真)

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