小田急バスも「子ども運賃50円」に値下げ 渋谷 吉祥寺 三鷹…小田急沿線じゃなくても! 大人用PASMOなら“運転士に言ってね!”

登下校にもっとバスを!という狙い。

小田急線、神奈中バスに次ぐ「子ども運賃50円」

 小田急電鉄は2024年2月16日、交通系ICカードで小田急バスの路線バスを利用した場合の小児運賃について、区間を問わず1乗車一律50円(深夜バスは100円)に値下げすると発表しました。2024年4月1日から実施されます。

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小田急バス。吉祥寺駅南口にて(乗りものニュース編集部撮影)。

 小田急グループの「小児IC運賃の低廉化」(1乗車50円)は、2022年の小田急線、2023年の神奈中バスに次いで今回で3例目。小田急バスは今回、通年利用できる小児の「通学年度定期券」も2万3000円から1万4000円に値下げします。

 小児用ICカードでの利用が1回50円になるほか、小児が大人用の交通ICカードで利用する場合でも、運転士に申告すれば50円にするそうです。

 これは小田急グループの「子育て応援」ポリシーに賛同したもの。小田急バスによると、小学生の交通事故のうち3割強が登下校中に発生するとされていることから、もっと気軽に利用してもらうことで、親の送迎によるマイカー利用も削減され、駅周辺の混雑緩和にも寄与すると考えているそうです。

 小田急バス、神奈中バスの路線は、小田急線全70駅のうち約7割の駅から発着しており、鉄道とあわせてより幅広いエリアでお得に移動できるようになるといいます。小田急バスの場合は特に、渋谷や吉祥寺、三鷹、調布といった東京都内の小田急沿線外に路線網を持っているので、都内で恩恵を受ける人も少なくなさそうです。ただし一部路線、コミュニティバス、空港連絡バスは対象外となります。

 小田急電鉄は「今後とも、交通分野に限らず、お子さまの成長に寄り添える取り組みを推進してまいります」としています。

【了】

【え、小田急沿線じゃなくね?】「子ども50円」になる小田急バスの路線網(地図)

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