新東名で一部「1車線通行」に 車両火災による“黒焦げトンネル”復旧作業 「車両点検・整備もお願いします」

こりゃ朝とか渋滞しそうな……。

2月9日の車両火災が尾を引く

 新東名で2024年2月に発生した“トンネル火災”の影響が尾を引いています。トンネル復旧作業の再検討により、一部区間・一部の時間帯で3車線の区間が「1車線通行」になる見込みです。

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新東名、静岡県内の山間部区間(画像:写真AC)。

 これは2月9日に新清水JCT~新静岡IC間の「北沼上トンネル」(下り線)で発生した車両火災の影響です。トンネルを走行していた大型のキャリアカーから出火し、4時間後に火は消し止められましたが、同区間は事故直後から上下線で通行止めになり、最終的に下り線は15時間を経て解除されました。

 この事故でトンネルの覆工コンクリートや道路照明が損傷し、復旧作業のため2月20日から下り線(3車線)の一部区間で第一走行車線が規制されています。今回、さらに作業手順を再検討し、規制の時期や時間帯が見直されました。

 3月下旬頃から、交通量の多い12~24時頃に追越車線を規制。交通量の少ない0~12時頃は、さらに第二走行車線も規制し、1車線のみの通行となります。この状態が4月中旬頃まで続く見込み。NEXCO中日本は、利用の際は最新の交通情報などを確認し、走行ルートを選択するよう呼びかけています。

 高速道路では2023年10月にも山陽道で大規模なトンネル火災が発生し、復旧まで3か月にわたり通行止めとなる事案があったばかり。今回の新東名のケースでは、キャリアカーのタイヤがバーストして出火したことが報じられています。こうしたこともあり、NEXCO中日本では「車両故障や車両火災を未然に防ぐため、事前の車両点検・整備をお願いいたします」との呼びかけも行っています。

【了】

【規制も辛い…】これが新東名「黒こげになったトンネル」です(写真)

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