巨大ループ橋を通って日本海へ 国道365号梅浦BPが10日開通! 新幹線開業にあわせて“くねくね難所”大改良

福井県越前町で国道365号の梅浦バイパス(2期区間)が開通します。

越前海岸手前の難所が解消

 2024年3月10日14時、福井県越前町で、国道365号の梅浦バイパス(2期区間)が開通します。

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国道365号梅浦バイパス(画像:福井県)。

 国道365号は、石川県加賀市から福井県福井市・越前町・越前市・南越前町、滋賀県長浜市、岐阜県関ケ原町、三重県いなべ市などを経て四日市市に至る道路です。

 このうち越前町から越前市に至る区間は、武生や鯖江と越前海岸を結ぶ役割を担っており、2023年11月に開通したばかりの国道417号冠山峠道路や、2024年3月16日に開業する北陸新幹線の越前たけふ駅から越前海岸に向かう際のメインルートにもなります。

 しかし途中の越前町梅浦には、クネクネと急カーブの続く箇所が存在。県によると、急勾配でもあることから大型車のすれ違いが困難で、安全な通行に支障をきたしているといいます。

 梅浦バイパス(2期区間)の計画延長は1220m、計画幅員は9.0m、事業費は約82億円です。越前梅浦大橋(長さ265m)やトンネル(同215m)などでゆったりとループを描きながら、高低差を克服します。

 バイパス開通により時間や距離の短縮はそれほど見込めませんが、緩い勾配とカーブ、ゆったりとした道幅に改良され走行性が向上するそうです。

【了】

【地図】「ひもが絡まったような」現道とバイパス開通ルートを地図で見る

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