「あの飛行機、タイヤがむき出し…」一体なぜ? 普通はあるカバーを“わざわざ廃した”メリットとは

飛行機の着陸時に使われるタイヤのついた脚は、飛行中ボディのなか格納されていますが、なかには、格納中のタイヤがむき出しの状態で飛ぶものも。背景には、その機種の“ならではの使われ方”が関係しています。

多くの旅客機で「主脚ドア」はあるが…

 JAL(日本航空)グループで伊丹空港を拠点とする地域航空会社、J-AIRが公式X(旧Twitter)上で同社の機種のある特徴を紹介しています。使用するエンブラエル170・190の主脚格納部にドアがなく、上空では“主脚がむき出しの状態”になっていることです。これはなぜなのでしょうか。

Large 20240318 01
「タイヤむき出し」で飛ぶJ-AIR機(画像:同社公式Xより)。

 現代の旅客機の多くは、主脚を格納する部分にドアがあり、上空ではそれを閉じていることが一般的です。これには、主脚を保護するだけでなく、巡航中の空気抵抗を減らすなどのメリットもあるでしょう。

 にもかかわらず、エンブラエル170・190の主客格納部にはドアがなく、「タイヤむき出し」で空を飛んでいるのです。

 同社はその後、答えを発表。正解は「主脚のブレーキを冷却するため」だそうです。

 旅客機の離着陸時、主脚に大きな摩擦熱が発生しており、ブレーキを作動させることで生じる熱は摂氏300度ともいわれています。そのため、空港にはブレーキ・クーリング・カートというディスク・ブレーキ冷却用のカートがあり、駐機中に取り付けて廃熱する場面も見られます。

 その一方、水平飛行中の外気はマイナス50度になることもあります。J-AIRは、「頻繁に離着陸し次便までの時間も短いため、ギア(ブレーキ)を効率良く冷却するには上空がベスト」と投稿しています。

【写真】貴重!ボーイング737の「むき出しタイヤ部」内部を見る

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス